日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年6月11日素直な気持ちと積極的な行動で自分を変えよう!

 

★話し方上達にはトレーニングが不可欠


ベーシックコースでは、毎回、前半に話し方に関する講義をした後、後半に受講生が2分間のスピーチを行います。話し方は講義を聞いただけでは決して上達しません。なので、後半の実習にいかに積極的に取り組むかで上達の度合いは大きく変わります。自宅でそのテーマに関するスピーチを作成して声に出して練習してきた受講生は確実に話し方が上達し、自信にあふれた態度に変わっていきます。以下に、その例をご紹介しましょう。


★トレーニングの効果はすぐに表れる


ベーシックコースの3回目と4回目の実習テーマは「あいさつを実行して」です。コースの初回に、あいさつの目的やその目的に沿った具体的なあいさつの仕方などを講義しています。受講生にはその講義内容に沿ったあいさつを日常の中でして、相手の反応や自分の気持ちの変化などをスピーチしてもらっています。この課題にきちんと取り組んだ受講生は、人間関係が明らかに変わったことを実感して聞き応えのあるスピーチをしてくれます。
先日、受講生のNさんは、このテーマで素晴らしいスピーチをされました。その内容は次の様なものでした。

「私には小学生の息子がいます。彼には常日頃、『大きな声であいさつしないとダメだよ!』と言っていますが、なかなか言った通りにあいさつしませんでした。しかし、このコースの初回にあいさつの講義を聞いて、あいさつは自分からするものだ、ということに気付きました。それからは、私から息子に大きな声で元気よく「おはよう!」とあいさつするようにしました。すると、すぐに息子から大きな声で「お母さん、おはよう!」とあいさつをかえしてくれました。その時、私は気付きました。大きな声であいさつをしていないのは、子供ではなく私自身だったんだ、と。」

Nさんは最初に皆さんの前で自己紹介をした時は、話す声が小さく、あがっていることがハッキリと分かる話し方でした。しかし、このスピーチをする前に、自宅で何度も原稿を書き直し、声に出して30回以上練習したそうです。その結果、このスピーチでは別人のように落ち着いた態度で、大きな声でスピーチをされました。

 

★成長には『素直さ』が欠かせない


私はこのスピーチを聞いて、トレーニングの重要性を再認識するとともに、人の成長には『素直さ』が欠かせないことを改めて実感しました。

まず、Nさんは講義内容を素直に受けとめて、大きな声で元気のよいあいさつを実行しました。いくら良い話を聞いても「自分は話の仕方が上手くなりたいので、あいさつは自分には関係ない」などと考えて実行しなければ、人間関係が良くなるスキルが身についたかも知れない機会を逃してしまうことになります。聞いたことを実行したNさんの素直さが息子さんの行動を変えたのです。そして何事もまず自分がやらねばならない、という大切な気付きを得たのです。

また、Nさんはご自分に改善すべき点があったことに気づき、素直にそれを認めました。ベーシックコースの受講生の様子を見ていても、自分の改善点に気付いて素直にそれを認める人は、話し方も、また話している内容も必ず大きく変わっています。人は、自分の改善点になかなか気付きませんし、気付いても認めようとしません。なので、自分の欠点を認めるだけの素直さがある人は、講義で伝えていることや講師のアドバイスなどを素直に受け入れてくれます。そして、素直に努力を重ねます。自宅でしっかりとスピーチ原稿を作って練習してきてくれます。そういう人は話し方もコミュニケーションの取り方も劇的に改善されています。

Nさんは、素直な気持ちと積極的な取り組みによって、見事にご自身を変化させたのです。

 

★プロのアドバイスを受けて話し方を改善しましょう!


ベーシックコースでは話し方のプロである講師が、受講生一人ひとりの特徴に合わせた最適なアドバイスを行いながら、話し方に磨きをかけるサポートをしています。それらのアドバイスを素直に受け入れて改善練習をされる方は確実に話し方が上達されています。
ぜひご受講をご検討ください!
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